ナチュラル・ライフ・ネットワーク

皆さんはどのように過ごしましたか?
電気を消して、スローな夜を

去る2003年6月22日、全国的なプロジェクト「100万人のキャンドルナイト」が行われました。
これは『なまけもの倶楽部』と『大地を守る会』が発起人となって、6月22日夏至の日の夜8時から10時の2時間、いっせいに電気を消しましょうという呼びかけです。

当日は東京タワーなど全国の名所でライトダウンが行われ、このプロジェクトに賛同した人々の主催で、カフェ・コンサートやみつろうキャンドル講習など、全国各地でさまざまなイベントが行われました。
また我が家でキャンドルを灯して過ごした人も多かったことでしょう。

詳しくは「1000000人のキャンドルナイト」の下記のHPをご参照下さい。
http://www.candle-night.org/


さて、私達ナチュラルライフネットワークでも「〜地球とつながる夜だから・ピースローソクを灯して〜」と題し、山梨県都留市にある「パンの家・ほしのさと工房」にて、ささやかなキャンドルナイトの集まりを催しましたので御報告させていただきます。


会場はミツロウの優しくやわらかな灯りでつつまれました。
(その他の写真はこちらから)


涙のしずく、マイキャンドルに乾杯!


皆さんのキャンドルナイトは 如何でしたか?
友人達からは、家族で食卓にキャンドルを灯して過ごしたこと、
いつもできないことを一人でゆったりしてみたこと、
メインイベントに参加して盛り上がったことなど、メールで報告がありました。

今日は「100万人のキャンドルナイト」HPを見たり、新聞記事を読みながら、
あの日それぞれの思いで素敵な夜がふけていったことが嬉しくて、
ゆったりとした心持ちでこの記事をまとめています。

さて、都留の里でのキャンドルナイト、参加者15名。
誰もがみつろうの灯火に魅せられた夜でした。
初対面の方が多かったのですが、みつろうの醸し出す空気と皆さんの心持、
そしてすぐに始めた『オーガニックアロマタイム』で
みつろうと精油の香りを深く体験した後は、 こころと身体がゆるゆるになって、
皆思い思いに語り合いました。
中には、解き放たれたようにホッとして涙を流しながら話す人も…。
月並みなことばですが、自分の気持ちを大切にしているようでした。

続く『オーガニックイートタイム』では
パン工房にて、丁寧に時間をかけて作られたオーガニックピザや野菜スープなどの
食卓を囲みました。
穏やかな時間の流れをきちんと感じる事で、参加者のこころが通じたことに
感動と感謝の気持ちが湧いてきたことと、 たくさんのみつろうの炎の一つ一つに
豊かな気持ちをふきこんでもらい、元気になったように感じました。

参加して下さった皆様、ありがとうございました。
そして、協力してくださった方々にとても感謝しています。
この都留での集いの他に、ナチュラル ライフ ネットワークとして、様々な呼びかけも行いました。
その中で山梨市のフルーツパークが、公園内にある大きな3つの温室ドームを消灯して下さったことも嬉しかったですね。
このような県内の名所が協力して下さったことで、来年はもっともっと山梨にも
キャンドルナイトの輪が広がってゆくでしょう。

最後に、昨夜キャンドルから流れ落ちるロウを見て、
『この炎は、涙のしずく』だとおっしゃった方がおられました。
そういうたとえは、以前にも聞いたはずなのに、昨晩のその言葉の重みを忘れないでしょう。
私にとっても夏至の日は、いままでになく、大切な一日となりました。
参加された皆さんのこころに スローを愉しむきっかけを残してくれたことでしょ
う。
                     6月23日 関戸 有美 (有香房・代表)

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